HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:完結してしまう

太鼓の曲、覚えるのはタイヘンです。

曲を覚える時はその流れで覚えるので、途中のフレーズを切り取ってそこだけ演奏するのは

ちょっと難儀です。

覚えるときは便宜上小分けにして覚えますが最終的には全体を一つのものとして

それらの部分を全部つながったものとして覚えます。

練習中に、ここはどうだったっけ?と部分だけとり出されても、その前からやらないと

どこなのか把握できないことも。

要は流れで覚えているわけなんですね。

これは自由にソロフレーズを打つ時なんかに顕著です。

既成の曲は問題なく打てるのに、いざ、自由に打ってみろと言われてもすんなり打てません。

ソロフレーズは、今迄覚え貯めたものを、部分的に引っ張り出して即座につなげる、

みたいなところがあって、全体を一つのもので覚えているとこれができません。

ある程度フレーズを個別に打てる訓練をしておかないと、自由なソロはできないようです。

ヘンな話、自由にアドリブで打つ曲を持つ、みたいな感じでしょうか。

これは全編アドリブで打つ八丈太鼓をやっていた時、つくづくそう思いました。

手持ちのフレーズが貧弱だと単調でつまらない太鼓になってしまいます。

たくさんのフレーズをものにしていると、それを次から次へと繰り出して

打ちながら曲を創る事ができます。

ま、それもその場で考えていると手が詰まっちゃったりするので無意識にできるところまで

日頃から練習するのです。

例えばカラオケで、ワンフレーズずつ別な曲をつなげて即興で曲を創るようなものかも。

そう言った意味では、曲として完結したものだけを覚えるようにしていると、

応用がきかないように思えます。

ただし、皆で演奏するときは曲は完璧に自分のものにしておかないと他に迷惑かけます。