HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:ソロの効用

基礎打ち練習曲「歓喜」はソロパートがあるのが大きな特徴と言えると思います。

ここでいうソロパートは決まった譜面をソロでやるのではなく、アドリブで、というソロです。

実は数年前にスリランカの太鼓ワークショップ用に作った「太鼓で話そう」にソロパートを設定、

その発想の源は八丈太鼓にあります。

八丈太鼓には曲がなく、すべてアドリブで打つ太鼓、

そこで体験したのが作る事の「楽しさ」と「苦しさ」、いきなりアドリブでと言われてもねえ・・・。

それでもソロはその人その人の個性が出て、実に千差万別、見ていて飽きません。

ジャズでのジャムセッション、奏者はお互い楽しんで音を創っているのがスリリングでとてもいい、

そんなシーンが欲しくてアドリブができるソロを設けた次第。

決まっているのは長さだけ、その中に収まれば何をやっても構いません。

太鼓を打たずに踊っても可、縁打ちだけでもOK、太鼓以外の楽器、チャッパでも鉦でも、笛でも・・・。


今のところは皆さん楽しみよりも苦しみの方が大きいかも知れませんが、

決められたパートを決められたように打つのではなく、自由裁量という点では楽しくなると思います。

やらされる、という事ではなく、やる、という意味合いが強くなれば絶対成長するはずです。

太鼓で遊べるという要素がソロにはあると思います。

元々八丈は近所の寄り合いで娯楽として打たれていた太鼓、

覚えるだけではなく、創る楽しさが味わえたら、という思いで今はひたすら練習しています。