ややもするとライブステージは来場するファンへのサービスの要素が色濃く出てしまったり、
ファンとの和気あいあい感はそれはそれでいいのですが、舞台の一期一会の真剣勝負が
消化試合みたくなってしまう事も。
プロである以上は、観客を圧倒する何かを披露して欲しいところ。
それは修練に裏打ちされた技術の高さかも知れないし、
文化に根ざす高い芸術性かも知れないし、その場の雰囲気のとっさの瞬間芸かも知れません。
う~~ん、さすがっ!!と観客をうならせるもの、それが欲しいなあ。
それがあってこそ、プロとアマチュアのもの凄く深い谷が存在し得るのではなかろうかと。
私が知っている老舗のプロの太鼓団体、演奏内容はもう何十年も変わっていません。
なんだか、大昔にヒットを飛ばした歌手が、有名という事でメシが食えるのに似ているかも。
自らも新しい事にはチャレンジせず、よくも悪くも殻から抜け出ようとはしないようです。
伝統と革新、とてもムズカシイ問題ですが、どちらも何か突き抜けるものはあるべきかと。