その裏で各駅普通列車がなくなって、高い特急料金を払わないとならなくなったり。
楽しみがあります。
それはレールの音だけが聞こえて来ること。
電車は車両によってモーターが付いていて、けっこううるさい。
それに引き換えモーターの付いていない客車は車輪が刻むレールの音がクリアに聞こえてきます。
カタンコトンという周期的な軽快な音に混じって、時折通過するポイントの
ズガダカダダンというちょっと荒れたような音、スピピピポンポンポンというような踏切、
客車を引っ張る孤独に先頭を行く機関車の叫ぶような汽笛、
そういう音達が耳を楽しませてくれます。
それともう一つ、目で見る景色の楽しみもあります。
電化されていないローカルな単線などでは、電気の架線がないためヒョロヒョロとした電柱のみ、
さえぎるものが殆どないため景色がとっても大きくて広いのです。
今ではそんな体験ができる機会が減りましたが、そんな旅もたまにはしてみたくなります。
効率では割り切れない、古き良きもの、一種の贅沢品になるやも知れません。