HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:演奏会に向けて

3月末~4月頭に目黒区の碑文谷桜フェスティバルというイベントがあります。

毎年太鼓演奏で参加していますが去年は参加できる人が僅か5名とかで、出演を断念したそうです。

そうです、というのは私も参加できなかった・・・。

去年の総会で、今期の活動目標を掲げ、それに向かって計画的な練習を、という提案をしました。

3月の桜フェスティバルでは「歓喜」のデビュー、

7月の深沢神社夏祭りでは「神楽」のデビューをめざします。

これ以外に深沢神社秋祭りでは、何か新しいものを、と今後の発展に期待を込めています。

新しいものの候補としては①締め太鼓の座奏②チャッパの連奏③横打ちのデビュー等。

これらはこれから新たにチャレンジ予定のメニューです。

とりあえずは「歓喜」の修得を目指します。

先日の練習ではかなり仕上がって来ています。

基礎打ちのみの時間はあえてなくし、歓喜を数回打ってもらいました。

だって、元々これが基礎打ちになるわけですから・・・。

曲としてやるのなら入りの部分をもっと長くとった方がよいのでは?との意見がありましたが

あくまでも基礎打ちでやっているので、現行通りにやってもらう、という事に落ち着かせました。

それぞれ感性や考え方も違うので、それらをききだすとキリがなくなるのと、

主目的がぼやける恐れがあるので、致命的な欠陥を除きあえて無視させてもらう事にしています。

今回の練習で重きを置いたのはソロ回しの部分。

長胴と締めを輪に配置し、顔を見ながらソロを打ちつないで行くという事をやってみました。

ソロ以外の人は締めは地打ち、長胴は縁で拍子をとります。

ソロにはまだ馴れていないので、ほとんどの人が必死の形相でソロをひねり出しています。

少し馴れて来ると表情も温和になり、中には笑顔でリズムを楽しむ人も出て来ます。

実はねらいはここにあって、太鼓を打つって楽しいっ!という原体験をしてもらうということ。

曲を覚えなきゃ、自信が無い、うまく打てない・・・これらはストレスになりますが

演奏会のためにこれらの不安を抱えつつの太鼓の練習は苦行だと思う訳です。

演奏会は日頃の練習の成果を皆に観てもらう、その練習は楽しいに越した事はありません。

ソロ回しでは他の人はソロ奏者の音を聞いているので、ソロがこけると演奏が成立しない、

きちんとソロが打てないと聞いている方は居心地悪い、という事を身を以て体験できます。

ソロでこけると他の人に迷惑かける、という事をいやでも知ることになるわけですね。

集団に紛れるわけに行かず、自己責任をきちんと理解する。

この練習をしているとき、ソロの人の音をかき消すような音を出すのはやめませんか?という

意見が出ました。

これはソロ回しの重要なポイント、太鼓は皆で音を創って行くもんだ、の大事な要素です。

ソロ回しの時、長胴は縁で拍子をとるようにしているのもソロの音を際立たせるため。

集団は一人のため、一人は集団のため、

そんな機微を皆がわかってくるともっといい太鼓になるものと思っています。