東京の高校の和太鼓のコンテストがあったので立川まで出かけました。
今年は全25校が参加、お世話になっている都立深沢高校も参加しています。
お昼頃着いたので6番目、都立東大和高校の演奏から見る事になりました。
御諏訪太鼓の名曲「飛龍三段返し」の演奏。
この曲は自分たちも演奏しているので親近感が湧きます。
部員は6人と最小限度の感じですが、後で聞いた話では去年は2人だったとか・・・。
演奏は高校生らしくとても律儀な感じを受けました。
気になったのが直立不動的なところ、伝統系の太鼓は土着的なグルーブ感があってもよいのではと。
八丈太鼓をアレンジしたものでした。
全員で打つ八丈、曲の中に曲を閉じ込めるのではなく、八丈の自由さを尊重してほしかったかなと。
見る事はできませんでしたが、都立新島高校(新島)は三宅太鼓をベースにしたものだったそうです。
私が三宅太鼓や八丈太鼓を始めたのは東京の太鼓だったからという理由もあります。
この手の伝統系の太鼓は地元で脈々と打ち継がれる系譜と、
それをベースにした創作太鼓の系列に大別されるように思います。
我々部外者はいくらがんばっても地元の共同体には入れないので、
後者の創作系を追求するしか道はなさそうですが、伝統の精神は受け継ぐべきものかと。
そんな事を考えさせてくれた大会でありました。