うちらのチームは元々御諏訪太鼓系にルーツがありますが、今まで指導者が5回代わっていて、誰か一人の指導者カラーが特に強い、というイメージではありません。
指導者が変われば、また太鼓も変わる、というのを経験してきています。
太鼓に絶対はなく、いろいろな捉え方、考え方がある、という事を学ばせてもらいました。
初期の頃は指導者を絶対視し、その一挙一投足を丸々コピーしようとする人もいて、指導者の方が面喰らう、という事もありました。
例えば太鼓を打っている時に右足の踵が浮いているのを捉え、ここは踵を浮かして打つのが正しいんですね!?といった具合。
その後、13年前に私自身が公認指導員の資格を取り、あちこちで太鼓を指導するようになりました。
6年くらい前から今のチームの面倒を見始めましたが、今でこそ指導方法に耳を傾けてくれますが、当初は同じチームメイトなので言う事を聞いてくれる雰囲気は薄かったです。
当時、締め太鼓の座奏で構成された持ち曲を増やそうと座台と締め太鼓を購入、トライアルをしてみましたがカタチになりませんでした。
皆にも締めの重要性や基礎を知ってもらいたい、今後の演奏のためにもいろいろな演奏スタイルを試しておきたい、と考えての事でした。
その後、小学校や高校の授業で和太鼓を教えている事の認識が浸透するに従い、いう事を素直に聞いてくれる雰囲気が醸成されていきました。
何事も実績がものをいうという事でしょう。
この3月に開催される久しぶりの演奏会、締めの曲もランクアップ、練習に熱が入っております。