今の演奏はその辺の意識がどうも希薄なようです。
希薄ではなく気迫が必要ですよね。
今のサークルは1999年の暮れに発足したそうで、
高校の和太鼓公開講座に参加した人が太鼓を続けたいと立ち上げたものとか。
草創期のメンバーもまだ数人残っているいるようですが、発起人はもう辞めてしまったようです。
私が入会した当時から演奏会の機会には恵まれていて、新人だろうが演奏会に駆り出されていました。
そんなこんなで、演奏会はあって当たり前、猫も杓子も演奏会に参加できる状況でした。
そういう生い立ちから、演奏会に対する心構えが鍛えられるという環境では
なかったのではないかと思う次第です。
まあ、それが気持ちの悪しき伝統となって今に引き継がれているものと思われます。
私が時々疑問に思うのは自分たちの都合で構成を決めようとするコト、
人数が少ないからとか多いからとか、練習時間がないからとか、
それを理由に演奏内容を決めようとしちゃう。
そうではなくて、この演奏会では何を伝えるのか伝えたいのか、をまずしっかり見据え、
その結果どういう演奏内容にするのかを決めるべきと思うわけです。
演奏会のテーマはそれぞれ違うはず、そのために見せるもの見られる内容も異なって来る。
極端に言うと衣装も変わる可能性があると。
冒頭の「演奏は人に見せる、見られるコトを大前提としている。」
はそれだけ緊張感を持って真剣に演奏に臨め、という事だと肝に銘じたいものです。