午前中はペラデニア植物園を見て、午後からはペラデニア大学にて公演です。
その間にランチタイム。
こじゃれたレストランでのビュフェスタイルです。
好きなだけ食べられるのでどうしても食べ過ぎちゃいますね。
私はほんのひとつまみづつ、全種類をいただく事にしています。
あずは味見ですね。そうしてうまいものは二回目に。
それでも全種類少しづついただくとそれでけっこうお腹いっぱいになっちゃいます。
食後のコーヒー。
左側の容器にはコーヒーの粉、カップにそれをとりお湯を注ぎます。
ドリップとかなしで、お茶の葉と同じ感覚カップの中で抽出します。
これがどことなくカビ臭く、水が悪いのではと疑いました。
右側にはインスタントコーヒーが。
新しいカップにこれとお湯を入れ作ってみましたが水は普通でした。
スリランカは紅茶はいけてますがコーヒーはどうも・・・。
というのも、この日夕食の時に試しにコーヒーにチャレンジしてみましたが
同じようなカビ臭さがありました。
イギリスが統治していた頃、当初はコーヒー栽培を目論んだそうですが、
土が合わず、それで紅茶に切り替えたとか。
コーヒーはいただけませんでした。
お腹も満足していよいよ大学公演に向かいます。
大学公演は3年前からの希望で、スリランカの若者と太鼓で交流をしたいとの願いがありました。
元々は毎年、代々木公園で行われているスリランカフェスティバルに都立深沢高校和太鼓部が
演奏していた事に端を発しています。
国際交流基金が下りれば是非とも彼らに現地で演奏してもらいたいと考えていました。
それには大使館が望むホール演奏以外に若者同士が交流できる大学公演がよいのではと。
以前、スリランカの別の大学で打ち合わせをしていた時に日本から派遣されていた教授が
大学で日本語を学んでいる学生でも日本人と直接触れ合える機会は少ない、と話されていました。
そこで考えたのが公演がメインではなくワークショップという形で、太鼓を通して日本を知ってもらう、
演奏を「眺める」だけではなく直接参加してもらえないか、という事でした。
そのために「太鼓で話そう」という日本語を織り交ぜた太鼓の曲も作ったという経緯があります。
舞台で日本の演芸を見せるということも国際交流になると思いますが
ただ見せるという事よりもっと踏み込んでの交流をと考えた次第です。
ペラデニア大学は日本の東大という位置づけの国立大学です。
日本語学科こそありませんが次世代を担う優秀な学生ばかりいるとの事でした。
大学に到着!
前日の視察で中庭に大きな蜂の巣を発見、刺激しないように注意を払いました。
そんなハプニングはつきものですがちょっと困ったのは事前打ち合わせと
配られたプログラムの内容が異なっていたこと。
一応日本で数回練習し、現地でも下打ち合わせをしていたので
その場で順番を変える事は危険と判断し
プログラムは無視して演奏させてもらいました。
公演は太鼓やチェロ、踊りなどを披露、元々私どもの考える交流とは質を異にしましたが
主催者の思惑があり、事前の打ち合わせの情報もあまり入手できなかった事もあり
殆ど見せるだけの演奏会となりました。
それでも最後は観客を舞台に呼んで「太鼓で話そう」の日本語で挨拶するフレーズ、
コンニチワ、オゲンキデスカという言葉を太鼓で打ち、
これは皆さん楽しんで、あっという間に日本語と太鼓ができるようになりました。
私どもは太鼓で訪問しているわけですから太鼓を最大限生かしたいと思っていますが
内容的には今後につなげられるという手応えがありました。
しかしながら残念な事に、前宣伝不足か、肝心の学生達の姿があまり見られませんでした。
打ち合わせもままならないという状況ではいたしかたないのかも知れません。
あまり細かい事は言わずに何があっても対応できる能力は必要かも知れません。
いつかは太鼓のワークショップを実現したいと思います。
キャンディに行く途中にはこうした果物屋さんを見かけます。
南国はフルーツ天国、マンゴーの季節は終わっていますがドリアンをはじめ
パッションフルーツ、バナナ、パイナップル、などなど。
バナナの種類も実に多様です。
それぞれ味わいも異なりますが、日本人にはその区別がつかない人も。
まあ、ご飯の味の違いのようなものなのでしょう。
今まで見た事の無い長さは40cmにも達しようと言う巨大バナナがありました。
精力剤にもなるというそのバナナ、味わいはちょっとスパイシーな感じがします。
値段も高いです。
演奏が終わり、ニゴンボに帰る途中、晩ご飯をいただきました。
夜風が気持ちいい屋上テラスでの食事です。
前日が満月だったので、この日も山からお月様が登って来た時は
皆から喚声があがりました。
満月の日はポヤデーと言ってお休み。
(以前、列車が運行していなくて面食らった事がありました。)
こちらはコースとなっており、4つあるメインディッシュからの選択となっていました。
私はチキンビリヤニをチョイス、おいしかったです。
欧米の観光客のためにスパゲティなどのメニューもありました。
満腹の後、例のコーヒーの確認をして、帰路につきました。
途中、チャーターバスのドライバーが居眠り運転状態になり、少々休憩をとりながら無事宿に到着。
海外で事故に遭うケースがありますが、ヘタをすると新聞の片隅に乗る事になったかも。
旅行社はしっかり管理してもらいたいものです。