HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:マンネリズム

太鼓も長く続けば伝統になります。
創作組太鼓は5~60年ほどの歴史がありますが、まだ伝統の域には入っていないようです。

太鼓も時代によって、また打ち手の世代交代によって多少ならずとも変化して行くもの、
その変化を極力小さな物として引き継いで行くと伝統というものになるように思います。

創作和太鼓集団の中には結成当時の理念やカタチを頑に踏襲している団体もあります。

それはそれでとても価値のある創作活動をしているものと思いますが
反面、マンネリズムに陥るという現実にも直面するわけです。

マンネリズムは日本語で書くと万年リズム?、いつまでたっても同じ事を繰り返す、という事。
お囃子や芸能太鼓はこのマンネリズムが魅力であって、おいそれと変わって欲しくない太鼓です。

どこに価値観を置くかで様々な形態が成り立つと考えられますが古くなってよい、というものと
古くさくなってダメというものがあるように思います。

古くさくならない、というのは常に進化をしている事に通じるのかも知れません。

ああ、またこれ?と感じさせるか、そうそう、これこれ!と感動するかの違い?

古典落語は何十回同じ物を見ても常に面白いです。

多くの新作漫才やコントは数回で飽きが来てしまう。

太鼓も深い文化から発信する事をしないと続かないという事になるのでしょうか。

マンネリズム、是か否か、結論が出るまでに万年リズムになりそうな・・・。