和太鼓を指導する上で和太鼓の大事な基本は何?を考えています。
そもそも和太鼓は音楽か?という根幹から掘り起こしてみようかと。
音楽の三要素
リズム・メロディー・ハーモニーなんだそうな。
これは小学校でも習っている事なんだけれど、普通の人は忘却の彼方ではないでしょうか。
打楽器はリズムだけで構成されており、メロディーもハーモニーもないので音楽ではないのか?
否、三要素のどれかが欠けても音楽として成り立つものだと思います。
厳密に考えると、太鼓だけでもメロディーやハーモニーの要素は含まれており、狭義ながら音楽になるもの。
例えば和太鼓は縁も打ちます。
太鼓の皮と縁、この二種類でのハーモニーを創り出しているのでは?
また、太鼓は打つ場所によって微妙な音階を奏でる事も可能です。
そう考えると太鼓は立派な音楽と言える事になります。
創作太鼓の世界においては締め太鼓で音階を作り、メロディーを叩き出すなんてえのもあります。
私が知る限り、CDから音楽を感じる事が出来る唯一の和太鼓は故天野宣氏のもの。
音だけで楽しめる和太鼓の方向性を示していると思います。
天野氏が存命の頃、山梨に出向いてその太鼓を観る機会に恵まれましたが、十分に楽しまさせていただきました。
個人的な見解ですが音楽とは音を楽しむ事、それができるものはすべて音楽になっちゃうと。
楽しめないものでもオンガク=音ガ苦なんですけれどね。