HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

川柳:人類の進歩と

 世の中が 便利になるほど 不利になり 

スマホとても便利です。

出先で電車を使って移動するのに、出発~到着を入力すると経路、時間、料金が瞬時に検索できる。

また街をうろついているとき、道に迷ったら目的地を入力すると道順を案内してくれる。

昔と比べると世の中の利便性はとんでもなく高まりましたね。

でもこれって裏を返せば人間の原始的能力をどんどん捨て去っちゃってるんじゃないかと思う次第。

電車の乗り換えアプリを使っていると土地勘を養う事がまったくできません。

以前であれば路線図を眺めて、どこからどこまでどう行くのか空間的に把握することをしていました。

スマホのアプリに頼ると空間的概念が入る余地はなく、駅名だけに頼って移動すれば済んでしまう。

どの駅がどの辺にあるのかの土地勘が養えません。

3.11の震災のとき、お台場から自宅へ帰るのに難儀した事があります。

歩いても3~4時間程度の距離だと思うのですが、土地勘がないため動いていたバスに乗ったりで

なんと8時間程かかってへろへろになってしまいました。

世の中便利になって、それが当たり前と思っているといざという時に

足元をすくわれるという救われない状況になるいい例です。


人間は人間である前にもともと動物という事は忘れてはならないと思うのですが・・・。