生命の起源を探るべく、小惑星1999 JU3の岩石を採取し地球に持ち帰る計画。
ここからはよくあるSF小説の舞台へ。
しかし、それが人類滅亡の序章になるとは誰が想像し得た事だろう。
持ち帰った岩石の中に眠っていた未知のウィルスが数億年の時を経て目覚めてしまったのだ。
生命の起源を解明するために収拾したこの原始的生命体は皮肉にも進化した生命、人類の存在を
抹消するものであったのだ。
宇宙からの凶暴な未知のウィルスに対し、人類はなす術を知らなかった。
一年後、真新しいオリンピック施設を残し動くものは地上から姿を消した。
こうして地球は植物以外の生命体は絶滅し、青から緑の星へと変化したのである。
しかし、この事態は皮肉にも生命体が宇宙からもたらされたという学説を裏付けたものであり、
降り注いだものである事をはからずも証明した。
人類はその英知により生命の起源の探求に自ら終止符を打つ事に成功したのであった・・・。
ーーーデフォルトアース最終章よりーーー