精神的にとっても疲れます。
審査員には太鼓協会から評価の指針とか配布されますが、日本一決定戦に出場して来るチームは
技術的には遜色がありません。
太鼓コンテストは舞台で行われるため、だんだんと舞台映えする演奏になってきている傾向があるように
感じます。
太鼓は基本的に音がしっかり出ている事が大切に思いますが、でも音だけではない要素があるわけです。
それは太鼓は聴くだけではなく観るものでもあるから。
いささか古いですが昔の歌手の東海林太郎さんの直立不動で美声を聴かせる歌から、
AKB48の歌って踊るのを楽しむ歌になった、という感じでしょうか。
太鼓は音で勝負!!は正解なんですが見た目も大事!!!という事ですね、特に舞台では。
でもそれを勘違いしている団体も存在しているわけで、太鼓を打つよりも、その振りに一生懸命に
なっているところを見受けます。特に子供のチームにそれが多いような気がします。
左右に動いたり、飛び上がったり、腕を回したり、動きを出す事に重きを置いて、
肝心な音がおざなりになっている団体も見受けられます。
音がしっかり出ている団体はそれだけで十分感動させる事ができます。
というか、それが和太鼓の魅力、といっても過言ではないような。
振りは音を出すための必然の動き、その上で見栄えのする動きを付加すべきと思うわけです。
バチが流れたりせず、きちんと打ち込んでいる姿に感動の要素が潜んでいるように思います。