HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:ビデオ審査

とある太鼓コンテストのビデオ審査に立ち会いました。

ビデオなので、生演奏に比べると音圧や臨場感が全く伝わって来ません。

そこで自分なりの審査基準を二つ設定してみました。

それはとっても単純な事、「もう一度観てみたいと思うか」と「他の人に見せたいと思うか」。

どんなに技術的に高度な演奏をしていても上記の二点を感じられなければ低い点数がついてしまいます。

また、演奏の形態や曲想なども採点対象に。

この辺は好みが反映されるもので、採点者それぞれで点数の高い低いは出てくるでしょう。

新しい事にチャレンジしていたり、オリジナリティ豊かなカタチを提案しているものは高い点数が。

工夫の跡が見られない常識的な演奏を繰り返していると低い。

まあ、ある程度の水準以上の演奏レベルや、舞台映えする内容は求められますが、

「何を伝えたいのか」がわかる演奏をよしとしたいです。

最近は長胴太鼓と桶胴太鼓を並べて打つ団体も多く見られますが、

それぞれの音の演出にまで気を使っているところはそう多くはありません。

太鼓も楽器なので、音楽的に構成すべきと思います。

また、組み太鼓でいくつもの太鼓を並べて演奏しているのも然り、

「こういう音が欲しいから」というところが伝わって来ないのもあります。

オーケストラでオーボエクラリネットは使い分けられるのになんで?と思っちゃいます。

後、太鼓だからと最初から最後まで全力でフル演奏する団体が殆どでしたが、

曲名はついているのに、曲の構成を音楽的に聴かせるというものがほぼゼロ状態、

その意味でも劇的な曲の登場を期待して止みません。