ワイドショー 災害対策 後で言い
広島地方で豪雨による土石流発生で大きな災害が出た。
命を落とされた方、被災者にはお気の毒ですが
ワイドショーではその報道で持ち切り。
ニュースもそうだがこの手のものは結果報道に終始し、
悲惨な災害の現場に文字通り土足で踏み込む事を原則としているようだ。
ワイドショーに出演している人の中には安全な場所から
したり顔で無責任な発言をするシーンもしばしば。
この手の災害は未然に防げなかったのか、とか、
なぜ繰り返されるのか、とか時には怒りの表情を込めておっしゃる方も。
それならあんたは以前からその点の注意喚起をして来たんですか?と聞きたい。
事が起こってからとやかく言うのは福島第一原発の事故の時に嫌というほど見せつけられた。
今回の大災害を教訓にして、何もない普段から注意喚起報道を行うべきと思う。
これだけ人的被害を大きくしているのは気象の劇的変化だけではなく
今まで山や海や川だったところにまで人が住むようになった結果ではなかろうか。
東京にいくつかある展望台からの眺めは、地平線のかなたまで建物が果てしなく続いている。
それを眺めながら首都直下型地震に見舞われたら、と思うと戦慄を覚えざるを得ない。
千年に一度の自然災害の記憶をも忘れつつ、人間はその活動領域をどこまでも広げてきた。
備えあっても憂いあり、という時代になったような気がします。