三軒茶屋に唯一残っていた映画館が閉館との事。
1954年以来の映画館、60年の歴史に幕が降ろされます。
内部は昔ながらの映画館。
階段状の二階席。最後部の壁には木製のベンチ仕様の腰掛けが。
最盛期には立ち見も出ていたのを記憶していますが
立ち見は消防法で禁じられている(収容人数が決まっている)ので
こういう非常手段が施されているのでしょう。
壁には寒暖計や
手描きの案内や
なぜか裸火厳禁のサインが。まさか焚火する人がいる???
またのご来場が永久にない事を思うと複雑な心境です。
ここ三軒茶屋ではこの7月で絶滅してしまいます。
銀座にあったシネパトスという映画館も閉館して久しいし、
池袋の文芸座はパチンコビルがメインになってしまいました。
メディアの多様化、映画産業自体も構造変革で、単館営業は成り立たなくなってしまった・・・。
利用客のノスタルジーだけではメシが食えないという厳しい現実があるようです。
でもやっぱり寂しいなあ・・・。