HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:金沢6 にし茶屋街

さて、金沢三日目、野町にあるにし茶屋街を訪れました。

金沢駅前からバスで広小路下車、細い路地を抜けて行くとにし茶屋街の

洋風建築の西料亭組合事務所の横に出て来ます。

この建物の奥に連なって稽古場があり、バス停から歩くと建物から三味線の音がかすかに

もれてきて、雰囲気抜群。

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また、中から和服姿のおかみさんらしき女性がひょっこり出て来たり、

茶屋街ならではの風情を味わえます。

にし茶屋街は規模は小さく、通りに面して100mくらい格子の店構えが続きます。

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二軒程、鉄筋コンクリート造の無粋なビルが挟まっているのがちょっと残念。

料亭入り口には門松がきまってます。
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落雁のお店。
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お店のショーケースには漆の器に干菓子がディスプレイされております。

和の美を感じますね~。
これは辻占といって中に占う紙が入っているそうです。
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こちらは金沢を代表する砂糖菓子。
最中の皮の中にお菓子やおもちゃが入ってます。
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撮影にも気安く応じてくれました。


西茶屋資料館にて復元された茶屋の内部を見学できます。
紅殻壁が粋です。
調度品も漆に象嵌や蒔絵を施した豪華なもの、
お茶屋の遊びの文化を肌で感じる事ができます。
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天井もご覧の通り漆で飴色にふかれ、磨き上げられてピッカピカです。
ほんとに隅々まで美しい・・・。
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掃除用のバケツも機能的な意味があってか色使いが異なります。
この色の取り合わせも意図的なものか偶然かわかりませんが
景観をこわすようなものではないところはあっぱれ。
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今回感じたのは街並の中にみられる柔和な色使い。

これはバス停から茶屋街に抜ける小径にあった古い蔵の壁ですが

石垣の色使い、木と石壁の取り合わせ、

実にいいバランスです。

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これらはフランスのパリの街に通じるものを感じました。

金沢は日本のパリ?いやいやパリはフランスのKANAZAWAか?!

この感じはその後もいたるところで経験、

改めて金沢の美しさに感心しました。

この後、隣接する寺町をうろつきました。