HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:目黒寄生虫館

目黒にある寄生虫館に行ってまいりました。
この施設は世界でただひとつ、1953年に創設され2001年に登録博物館に認定された
寄生虫の研究、展示がされている機関です。

建物と入り口。
1993年に建て替えられたという事でその名称とは裏腹に
清潔感あふれる印象。
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場所は目黒通り沿いにあり、JR目黒駅から徒歩20分ほど。
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周辺の観光施設。

さて、いよいよ寄生虫館に足を踏み入れてみましょう。
この施設は入館料無料、入り口右側にパンフレット、
記念スタンプとともに募金箱があります。
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こちらは1階、展示ケースの中には寄生虫の標本がきれいに並んでいます。
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壁面には寄生虫に関する解説パネル、寄生虫そのものに関するもの、
寄生と共生の違いなどの知識が得られるようになっています。


2階は主に人の寄生虫に関する展示と研究の足跡の展示がされております。
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創設者亀谷了(かめがいとおる)医学博士の紹介と研究に使用された顕微鏡。
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研究ノートにはその顕微鏡によって観察された手描きの寄生虫の詳細な図がびっしり。
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糞線虫の解説の中に自由生活世代と寄生世代の記述を発見。
寄生虫にも自由生活の時があるんですね。
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この二階の展示室の一角にショップがあり、条虫(一般にサナダムシと呼ばれる)の
リアルなTシャツや実物の条虫封入のキーホルダー、バッグやシャープペンなどなど
寄生虫フェチにはたまらないグッズが・・・。
ここは撮影禁止なので興味のある方はこちら

この寄生虫館、意外に人気があるようで私が訪れた時もけっこうな人で賑わっておりました。
学生とおぼしき団体、研究者と思われる外人の三人連れ、恋人同士、
赤ちゃんを連れた白人の奥さんは寄生ならぬ奇声をあげ続けておりました。

かつて日本でも寄生虫は身近な存在でしたが今や寄生虫の時代は遠くなりにけり、の感があります。

それでも世の中に寄生している人も少なくないように感じる昨今、
共生もしくは自由生活を送りたいという思いを強くした日となりました。

東京都目黒区下目黒4-1-1
03-3716-1264
月曜休館
10:00~17:00