新橋から有楽町、東京までレンガ造りの高架が続いています。
明治40年(1907)に竣工したそうで、山手線、京浜東北線が走っています。
ガード下にはテナントの飲食店やタクシー会社などが入居していて
かつての私のお客さんも店を構えています。
リニューアル工事の時、構造体のレンガを直に見る事がありましたが当然天井アーチもレンガ、
壁も柱もレンガ、コンクリートで補強してありますがまさにレンガが大都会の交通を支えていました。
有楽町や新橋ガード下の飲み屋街は外国の観光客にも人気です。
飲み屋といってもガード下近辺に椅子やテーブルを並べている屋台街に近く、
ガードを通り抜けるときには焼き鳥の煙に包まれてしまう事もしばしば。
会社帰りのサラリーマンやOL,学生、わけあり夫婦(?)とか種々雑多な酔客が
しあわせそうなひとときを送っております。
有楽町一体は再開発で整備され、イトシアというこじゃれた大型商業施設ができています。
イトシアの計画にもちょろっと絡んでおりましたが、建設地の戦後の闇市を彷彿とさせる一帯は
きれいさっぱり消滅しました。あの街の独特な匂いはなんか貴重な感覚です。
ガードのレンガはそんな街の歴史をずっと見てきたんでしょうね。