渋谷の一角、湘南新宿ラインが発着する渋谷駅ホームからの眺め。
再開発予定地のそこはゴーストタウンと化しています。
ビルの窓という窓にはまるで戦時中のように飛散防止のテープが貼られ、
人の気配が全くありません。
googlemapより転載
山手線の南側に広がる三角地帯が当該地区
ニュースでもやっていましたが、この一角は道路も閉鎖され立ち入りができないそう。
地下のジャズ喫茶、トンカツからラーメンまである昔ながらの食堂、
バラエティショップと銘打ったディスカウントショップ、
老舗のパイコー麺店、クレイジーキャッツのメンバーがやっていた飲み屋、
広すぎる程の釣具屋さん、等々、今では記憶の中にしか存在しません。
2年後には猥雑な街は消え、どこかよそよそしい新しい顔に生まれ変わる事でしょう。
JRのガード下にはかつてブルーシートの住居が連なっていましたが
工事が始まって何処かへ移住して行きました。
新しい街はコジャレた店ばかりになると同時に、
自然発生的な人の気配のするどこか怪しげな街並みは姿を消して行き、
昭和生まれの人間にとっては寂しい感じがしますです。