HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:英太鼓

赤羽馬鹿祭りに出演していた英太鼓(はなぶさたいこ)の演奏を見る機会に恵まれました。
 
元気な若者の団体で、メンバーの中には目の不自由な方、義足の方もいてそれぞれの持ち味で楽しませてくれました。
 
主流は盆太鼓で曲に合わせ一人ひとりが打ち回ります。
 
太鼓は斜め打ち、伏せ打ち、正面打ちとバリエーションに富み、太鼓の配置、組み合わせもオリジナリティー
 
あふれるものでとても興味深い太鼓でした。
 
バチを回したり空中に投げたりのパフォーマンスもふんだんに盛り込んであり
 
スリリングな演奏と動きがたまりません。
 
たぶんそのためだと思うのですがバチを中央に近いところで握っていて、
 
音出しには少々不利なのかなとは思いました。
 
途中バチを落とすシーンもありましたが、予備バチに持ち替えるのではなく、
 
他のメンバーがバチを投げてよこすのをハッシと受け止めるのは新鮮でした。
 
一人ずつ打つ曲と複数で打つ曲と披露してくれましたが、全体に細かいフレーズ主体の組立で
 
伏せ打ちの太鼓はどこかでドーンという一発を聴かせる曲もあった方がよいなあと感じました。
 
団体の個性はおのずと出るのは当然ですが、曲の構成が似通ってしまうという傾向はどこにもある事、
 
まったく違う視点での曲をレパートリーに持つ事は決してマイナスにはならないと思うわけです。
 
指導者が代わると傾向も違うものになりますがそれはそれでまたよしかなと。
 
こうしていろいろな太鼓を観る事はほんとに勉強になります。