HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:演奏いろいろ2

太鼓演奏についてのつづきです。

様々な演奏の動画を観ながら、こんな感じでやると面白いかも、というものをメモったもの。

●バチの使い分け
バチによって太鼓の音色を変える事ができます。
ドラ用のマレット(打面がフェルトなどで巻いてある)で打つと余韻のあるやさしい響に、
又竹バチを使うと独特な濁った音を出す事ができます。
聞き分けるのは難しいですが、樫などの硬いバチだと鋭い音、ヒノキだと少しやわらかい音に。
全体の曲想でバチの使い分けで表現が多様になると思います。

●曲名と内容の整合性はあるか
太鼓の曲には名前がついています。
作曲者の思いが込められていると思いますが、基本的にメロディがないため
曲想が伝わりにくいという面があるように思います。
笛などのメロディ楽器が入るとまだ何とかなりますが、
太鼓だけの音でイメージを膨らませるのは至難の技。
曲名と曲想がかけ離れているケースもあります。

●コンテストの要素
複数団体が参加するコンテスト、そこでとっても重要と思われるのは曲の善し悪し。
先にも書きましたが、太鼓はメロディが無い分表現の巾が狭い。
どうしてもどこも似たり寄ったりになってしまいがち。
そこで差がつくのが曲の善し悪し。
印象的な曲になっているか、です。
皆が皆、一様に伏せ打ちで単一のフレーズを打つ、ありがちなパターンですが
これでは差がつきません。
複数人数ならではの打ち回しや、音を分けたり打法を変えたり、
観ている方がはっとしたり、楽しめたりする要素を盛り込まないと埋もれてしまいます。

●変化は顕著に
太鼓の魅力はその音圧にあります。
マイクを通さずとも生音で楽しめる、体に響く快感はたまりません。
だからといって始めから終わり迄、これでもかとドカドカ打ち続けられる演奏ばかりだと
耳も体も気持ちも疲れます。
上記にあるように、音圧以外に楽しめる要素を盛り込むのが差別化になるように思います。
最近特に気にしているのが大きな音と小さな音がうまく混在している事。
この大小の対比だけで曲ができちゃうんじゃないかと思っています。
一本調子ではなく、音が波のように変化する曲、面白いんじゃないかと。

以上。