一番バッター、締め太鼓を三台使った下拍子、この締め太鼓三台とも同じような音が。
音程を調整できるのが締めたいこのいいところなんですが、それが生かされていません。
二番目、人数が6人と今回最少の団体ですが、それを感じさせない見事な演奏。
今回は双眼鏡を持ち込んで各人の表情もつぶさに観察しました。
実に楽しそうに太鼓を打っていて、それぞれのアイコンタクトもばっちり、私の1位です。
三番目、斜め打ちの太鼓ですが、そのスタイルを生かしていません。曲の構成も単調。
四晩目、前年の優勝チームです。平均年齢18歳、ダイナミズム溢れる演奏、
素晴らしいの一言なんですが、前年と同じ曲、もっと進化して欲しいところです。
一般受けを考えると1位なんでしょうが私的には2位でした。
このチーム、西日本大会では圧倒的なパフォーマンスで日本一決定戦では
優勝すると思っていましたが、日本一決定戦での演奏はイマイチでした。
会場のせいなのか、原因がよくわかりません。
五番目、バチ先の不揃いなところが目立ってしまいました。表情も真剣な打ち手と
笑顔で打つ人が混在し、これはどちらかに統一した方がよいと感じます。
六番目、伝統系の要素も採り入れた楽しい構成、踊りが入っているのですが
その分太鼓で勝負できていないところが残念。
七番目、7人構成と少ない部類の演奏です。
中央に締め太鼓、桶胴2台、長胴1台とドラの組太鼓が配置され、ドラもバチで打っていました。
この硬い音が耳について心地よくありません。
バチの尻にゴムをかぶせたり、布を巻いたりしてそこでドラを打つようにすればドラ本来の
柔らかくて深みのある音を出せるのではないか、とか考えながら観ていました。
太鼓の音に対する追求はもっともっとできるのではないか、というのが全体の感想です。
これは次の大太鼓にもまったく同じ事が言えました。
つづく