HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

富士山太鼓祭り

富士山和太鼓フェスティバルの様子を伊豆の響きさんのサイトで聞いてみました。
伊豆の響きさんは映像ではなく音源をアップされています。
視覚要素を伴わない和太鼓、純粋に音の構成のみを味わう事ができます。
和太鼓は見た目もかなり重要で、振りや笑顔などが観客を魅了します。
その視覚的パフォーマンスを取り除いて純粋に音楽として鑑賞できるわけです。
そうすると、あら不思議、見た目でごまかされない見えないものが見えて参ります。

曲としてもう一度聴いてみたい、というのはテーマがしっかりしていて印象に残りやすいもの。
耳に残るフレーズがあるもの。
ただ構成の妙を狙っているだけのものは恐らくその場にいれば圧倒されるかも知れませんが
こうして音源だけ聴いていると意外とつまらない。

太鼓は生に限る、と思っていましたがこういう鑑賞方法もあるんだなあと思いました。
その中で音を立体的に創る事は必要だという気がしました。
音だけで楽しめれば、それに見た目が加われば怖いものなし、これが逆だと音だけ聞いてみると楽しめない。
音を前後左右に振ったり、太鼓の種類を際立たせたり、金物を効果的に使ったり、方法はいくらでもあると思う。

八丈太鼓の先生が言っていたようにそこに必要な音があり、その音に必然の形がある、
という言葉を思い起こしました。
まずは音として成立していること、その中に意外性もあること、見ても不自然ではなく楽しめること、そんな事を思わせてくれるネット上コンサート鑑賞でした。