HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

スリランカ:仏歯寺2

イメージ 1仏歯寺のお供え物としてご飯があります。
素焼きの椀に盛られて納められますが、ある時間が経つとご飯を回収し、素焼きの器だけ残されます。
人々は器をあれこれ吟味して持ち帰っていますが、どうやら家の灯明の器にするようです。
 
 
 
 
 
イメージ 2また、花も重要な供物で、こうして両手でかかえられたハスの花やいろいろな花々が供えられます。
 
花もある程度になると祭壇にあふれるほどになるので、係りの人が大きな袋にて回収しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6お堂を散策していると、こうして手招きをされてこっちに来いと呼ばれる事があります。
 
何かいい事があるのかなと、そちらに行ってみると、花を手渡されお供えしろと半強制的に祭壇の前へ。
 
その際なにがしかのお布施が必要となるので、あまり気軽に手招きに応じない方がよいかも。
 
イメージ 7こちらは同じ仏歯寺にあるお堂。
両サイドには白亜の仏像、その上部には釈迦の一生が描かれた絵が飾られています。
 
とっても静かで、そこここで手を合わせ祈っている人たちがおります。
 
手招きされたのはこの正面奥にて。
おかげで釈迦三尊像に御参りを果たしました。
 
 
 
 
イメージ 8釈迦の生涯を描いた絵。
 
生誕から釈迦族の王子の時代、苦行、菩提樹の下での悟り、民衆への説法、そして入滅まで数十枚の絵が掲げられております。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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それぞれの絵に対応した石の仏像。
スリランカの仏像は白いものが多く、とってもきれいです。
それぞれ形が微妙に違っています。
梁を支える黄金の象。
象のイメージはいたるところに見る事ができます。
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お堂入口には聖域を表す石の踏み台が。
この石はムーンストーンと言われ、夜暗闇でほのかに発光するそうです。
 
階段を認識させるのと神秘性を高めるのに重要な役目があるようです。
 
スリランカの御寺では満月の夜、みなが集まってお経を唱えますが、月と関係があるのでしょうね。
 
 
 
 
 
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スリランカの寺院ではお灯明をあげる習わしがあるようです。
ロウソクではなく、こうして油を足してお祈りをしている姿をどこでも見かける事ができます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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これは下足預かり。
 
境内は土足厳禁です。
以前、兄がお寺の象の入り口から誤って土足で境内に入り、お坊さんにこっぴどく問い詰められたとのこと。
同席したスリランカの人に、実は外国のクリスチャンで大変不遜な事をした、と平謝りをしてなんとか見逃してもらったそうです。
日本で畳敷きの家の中に土足で上がられる感覚なのでしょうね。
そりゃ怒ります。
 
 
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イメージ 5仏歯寺昼間の姿。
入った時はまだ夜が明けていませんでした。
普通は入場料が1000円ほどかかるのですが、
早朝の御参りだったため、タダで入れました。
 
朝早くは観光客の姿も殆ど見られず、敬虔な仏教との神聖な場所でありました。
 
キャンディはシンハラ王朝の首都でもあったため、お寺のような城塞のような建物として残っているのではないでしょうか。