HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

スリランカ:ダンブッラ石窟寺院

イメージ 1キャンディからダンブッラへ。
 
ダンブッラはスリランカのほぼ中央、世界遺産の石窟寺院があります。
石窟寺院は五つの洞窟からなっており、最古のものは紀元前1世紀にまで遡るとか。
道路沿いにあるチケットオフィスで入場券を購入し、岩山の石段ををゼーゼーハーハー登って行く。
(是是波覇とお経を唱えているわけではありません)
ここでチケットを買わずに岩山にとりつくと上では買えずまた降りて来なくてはならないという荒行付きです。
 
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このチケットオフィスがあるところは金色に輝く大仏、その下には博物館が併設されています。
 
トイレもここで済ませておいた方がベター。
 
トイレの便器にはなぜかありの群れ。
これは糖尿患者目当てのものだそうで、アリにとってはアリガタイお話なのか・・・。
 
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世界遺産所在地といっても現役のお坊さんの姿も見受けられます。
 
仏教の聖地としてその役目をしっかり果たしておるようです。
 
上の写真にそれらしき僧侶の行列が映っておりますが、これは人形で、大仏への参拝を模しているようです。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 10石段の途中には野生のサルたちが出没します。
 
お布施を求める乞食の姿もそれぞれの縄張りにしっかりと陣取っておりました。
 
サルたちは人に食べ物をねだるでもなく、人の業とは無縁の世界に生きているようで、サルたちの方が悟っているのやも知れません。
 
 
 
 
 
 
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サル以外にも野生のヤギが岩山を散策。
 
枯れ落ち葉を寂しく食べたりしておりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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汗だくになりながら石窟寺院がある頂上に到着。
 
ここは下足番。
 
わんこものんびり昼寝を決め込んでおります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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寺院入口の門。
 
ここから先は土足厳禁の聖地。
 
後ろにある岩山を掘り抜いた洞窟の中に仏像や壁画の数々が納まっています。
 
 
 
 
 
 
 
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岩山の全景。
右側の廊下の中に、第一窟から第五窟まで。
 
岩の庇部分は水きりがついており屋根の裏側に水が回り込まないようになっております。
 
雨季の雨の量は半端じゃないと思うのでそのための対策ですね。
 
これは後で訪れるシーギリアでも同じ細工がされております。
 
 
 
 
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石窟内部。
 
仏像に混じって王の立像もあり、寺が王の庇護のもと発展していった事がわかります。
スリランカのシンハラ王朝は仏教に帰依しており、北方インドよりのタミル人と抗争の歴史を繰り返してきました。
数年前まで抗争は続いていたようで、一応現政府により終止符は打たれたようです。
 
そんな世を知ってか知らずか、仏像は静かに瞑想を続けております。
 
 
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涅槃像もそれぞれの石窟に鎮座しております。
 
神格化をアピールするためかあえて目がひらき気味なのは一つの特徴かも知れません。
 
涅槃像は釈迦が入滅(他界)した時の姿を模しているもので、スリランカやタイなど小乗仏教の地域ではポピュラーなものです。
 
日本で涅槃像ってあるのかな?
 
 
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これは別窟の涅槃像の足元。
 
仏の足は扁平足で足裏には聖なる文様が描かれております。
 
遺跡といっても信仰の対象となっているので観光もそれなりの注意が必要。
 
ガイドブックによるとフラッシュによる写真撮影もOKのようですが、人がいない時にひっそりとやりたいもんです。
 
 
 
 
 
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廊下からの眺め。
 
ハスが咲いていたら天上の極楽といった風情かも知れません。
 
外の石畳は熱帯の太陽に焼かれ、はだしで歩くには地獄の様相を呈しますが・・・。
 
かよわき観光客はとび跳ねながら日陰に避難するはめになります。
 
 
 
 
 
 
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岩山からは遠くシーギリアの岩山も望む事ができます。
中央の台形のような山がこれから向かうシーギリアロックです。
 
イメージ 8足元には生まれたばかりの子犬とその母親。
 
この世に生を受け、果たして逞しく生き延びる事が可能でしょうか。