去年、日本太鼓協会主催の公認指導員の資格を取得した。
今後活動の場をどう広げて行くのか、ミーティングを重ねる事になり
第一回目の打ち合わせがありました。
そこで考えた事をちょい書き連ねておきたいと思います。
日本の伝統文化である和太鼓・・・と言いたいところであるが、果たしてそうも言いきれないのが実情のようだ。
300年、400年、それ以上の伝統を持ち、地域に連綿と受け継がれている神楽や祭り囃子、
能や歌舞伎のお囃子、
これらは立派な日本の伝統芸能といえるし、日本の文化を形成する重要な部分でもある。
これに対し、創作和太鼓と呼ばれるジャンルはわずか50年前後の歴史しかない。
50年といえば我々の親か爺ちゃんの代、これは伝統文化とはいえまい。
ドラムセットのように種々の和太鼓を組み合わせて打つ手法、担ぎ桶、大太鼓の正面打ち等は
その開発者と言われる人はまだ存命の方も多く、現役バリバリで活躍されていたりする。
また、創作和太鼓のプロアマ集団、全国に数々あれどその歴史を辿っても長くてせいぜい40年~といったところではないだろうか。
その意味での新和太鼓文化はまだまだまだ発展途上で、これといった定義もできない状態と思う。
プロ団体においては海外公演を成功させているところもいくつかあり、海外においての
和太鼓は伝統芸能系よりは創作和太鼓が日本の太鼓文化をイメージさせつつあるのかも知れない。
そう考えて行くと、和太鼓は日本の伝統文化、とは一言で表現ができなくなるのではなかろうか。
今はどうも伝統系和太鼓文化と創作系和太鼓文化と大きな二つの流れがあるように思える。
さて、ここで日本太鼓協会公認指導員のめざすものは・・・。
(それも限定せずいろいろな流れがあってもよさそうだ・・・)