HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:秩父夜祭2011

毎年12月2日3日に行われる秩父夜祭り。
 
祭りの内容はこちらに詳しく。
 
 
2日に屋台囃子の本物に接するために行ってまいりました。
 
電車を乗り継ぐこと約2時間、いや乗り継ぎが悪く3時間かかりましたな。
 
西武秩父駅に降り立つと冷たい雨、いまいち祭りの賑わいが感じられませんが
 
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それでも市内の各神社は祭礼の装い。
 
街の中はお祭りモード 
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印半纏には各町内の文字。これは上町。
 
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達磨は本町
 
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中の文字は中町
 
町中のスピーカーからも屋台囃子が流されているのでちょっと惑わされますが
遠くから本物っぽい御囃子の音が聞こえてまいりました。
音の方にいやでも早足に。
 
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屋台の引手に女性が多いのを嘆くふしもありますが寒さの中、出発をじっと待ちます。
 
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出発の前、稚児の踊りが生の三味線で披露されます。
男衆の衣装がとってもいなせ。
踊りはしばらく続きますが、日本舞踊もバレーと同じで重力を感じさせないと心地よいものですね。
軽い身のこなしが踊りには欠かせないというのがよくわかります。
 
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そうこうしているうちに出発の時間。
拍子木が打たれ、屋台囃子の音も一段と高鳴ります。
 
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この進行は収納庫から組み上げた屋台を会所まで運行するものでした。
 
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会所についた屋台は夜祭にふさわしいように提灯を装着されています。
 
この間も屋台囃子は屋台の中でずっと演奏されております。
その姿は外からは見えません。
 
気がついた点は、屋台の真横で聞いているとこころなしか音がくぐもってる感じ。
ところが屋台の正面に回ってみると太鼓の音が大きくクリアに聞こえます。
これは屋台の牽く手に音が一番届くようになっているのかな、とも思いました。
 
屋台から遠ざかるに従って締め太鼓の音が目立って聴こえるようになったり、
音的にもなかなか面白い発見がいろいろありました。
 
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街は夜祭にふさわしく夜の装い。
古い町家がとてもいい感じ。
あいにくの冷たい雨で人出もいまいちでしたがそのおかげでゆったり街巡りができました。
それにしても寒かった~~。
 
8時まで屋台の巡行があるとききましたが、帰りの時間を考えて帰途につきました。
 
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西武秩父駅に着くと屋台囃子のデモ演奏が行われていました。
まさにグッドタイミング。
本場の音は地打ちも本曲もテレテッケというもの。
我々の練習ではドコドコドコドコと打っていますが、やはりこれが伝統の深みですねえ。
大太鼓のドコドッコドコドッコという音を聞いているとまさにエンジンのような息吹を感じました。
屋台を牽く元気づけの音はこれでないといけないのかも。
それと生で聴く屋台囃子はとても抑揚があり、まさに生きた音でありました。
打手によっても町内によっても少しづつ違うのも興味深かったです。
 
本物に触れることの大切さを再認識した寒~~くてホットな一日でありました。