明治大学和太鼓サークル樂打の最終公演、ブロ友のお嬢さんがメンバーのため行ってきました。
去年はプロの演奏もあったのですが、あまり評判はよくなかったようです。
舞台を勤めるというプロの限界を学生たちのパワーが上回った感じ。
樂打の演奏はこれが最終公演とあって、どこかはじけきれなかったという印象を受けた。
解散を背負っての演奏は果たしてHappyな気持ちだったのだろうか、という疑問が残る。
それでもメンバーの9人は13曲を精一杯演じ切り、文字通り幕を閉じました。
去年に比べるとこちらの鑑賞眼もレベルアップしていて、キビシイ見方をするようになっています。
三宅、屋台囃子、の伝統曲をベースにしたものは果たして本物に触れた結果の演奏なのだろうか。
私も追及している曲なので、これはひょっとすると鼓童のコピーなのではないかという印象を受けた。
太鼓にどれが正解というものはないのだが、個人的には伝統曲はオリジナルの味も噛み締めて欲しいと思う。
締め太鼓のみの楽打疾しは聞き応えがありました。
一人ではできない締めのアンサンブルはお見事。
練習の厚みがおのずとわかります。
SHINEは思ったよりいい感じ。
和太鼓と西洋楽器の組み合わせはへたをすると独りよがりな事になることもしばしば。
欲を言うとチャッパの音色がちょっと単調だったかな。
チャキチャキという細かなフレーズが入ってもよさそう。
演出面では照明の暗転から全点灯の落差が激しく、観ている方はちょっと目がツラカッタ・・・。
しかし、構成から転換まで、これだけの舞台を創るのは並大抵の事ではないでしょう。
うまくできて当たり前、なんですがお疲れ様&ありがとうでした。
一応、樂打としての活動には終止符が打たれましたが、
打つ、打ちたいという気持ちは終わりにする必要はないと思います。