HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

世界:ローマの窮日

ローマの休日ならぬローマの窮日
 
イタリアはローマでの出来事。
私達夫婦が車でチューリッヒを発って二日目に無事にローマに到着。
 
イタリアの街中を車で移動するのは慣れる迄は大変。
特にヨーロッパでは当たり前のロータリー式の円形交差点は、
慣れないと侵入したのはいいけれどそこから離脱できずに
2~3周同じところをぐるぐる回ったりしてしまう。
最初はやたら同じ地名があるとおもったのは一方通行の標識だったり。
そうこうしているうちにイタリア式のいい加減さというか、おうような感覚が
何となくわかってきて、運転にも余裕がでるのは不思議なもの。
郷に入れば郷に従えか。
 
 夕方、今夜の宿を決めるためローマ市内のホテルにあたること4軒目、
スペイン階段上の駐車場付きのホテルに部屋がとれたのでした。
(だいたい旅は行き当たりばったりでホテルの予約は無し)
 
カウンターで宿泊名簿に記入していると、カウンター左側に置いた私の手荷物が
気のせいか視界から少しずつ消えて行く様な気がしたものです。
うーん、やっぱり緊張して運転しているから疲れてんだなァーとも思ったがどうにも変だ。
はっと左を振り向くと私の手荷物のベルトをそろそろと引っ張っている見知らぬニイちゃんと目が合った!
荷物をこちらに引き寄せてソイツを睨み付けるとなんとニッコリ笑いながら
横歩きでとおざかって行く。
その目は、まだ盗ったわけじゃないんだから、というようなゆとりさえ感じられた。
いやーさすがイタリア、油断もすきもないと肝に命じた出来事でありました。
 
ちなみに、海外では自分の荷物は必ず目の届くところに置きましょう。
ホテルや空港でも決して荷物から目を離してはなりません。
ホテルの受付中でも荷物は後ろではなく、脚の間に挟むなり、
自分の身に触れているよう習慣を付けましょう。
 
私の知り合いで、スペインはバルセロナの目抜き通りランブラス通りの
カフェテラスでお茶を飲んでいる時、植え込みの中から出て来た手に
荷物をそっくりやられた人間がおります。
 
楽しい旅行も一瞬の出来事がその後を台無しにしてしまいます。
くれぐれも御用心。