HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:口唱歌

唱歌(くちしょうが)

太鼓や笛で、唄うように音を声で出す事を言います。

不思議なもので口唱歌ができれば太鼓はもう打てます。

逆に言うと、口唱歌で曲ができないと太鼓で打てないという事になります。

以前、広島の厳島神社で太鼓の演奏会があったのですが、その時の出演者

ヒダノ修一氏がそれぞれ音階の違う小さい太鼓を確か九つ並べて、

いろいろなフレーズを打ちまくっておりました。

リズムをジャズのように口ずさんで、その通りに太鼓を打つ。

もちろんアドリブで。

イメージを作ってその通りに音を出す。

口で唄って、それを手でコピーするわけですね。


唱歌はこの原理なんだと思います。


唱歌は音を模したものですから、文字を発音する必要はない。

文字に書かれたものを太鼓の音として言葉にする方が不自然です。

太鼓の音らしく表現するのが自然だと思います。

師匠は、口唱歌の時も、太鼓のニュアンスに近い音を口ずさんでいました。

果たして太鼓の音はほんとにドーンとかいう音なのか?疑問です。


太鼓の口唱歌の譜は太鼓の音を模して自分で作ってみるのが一番わかりやすいでしょう。


楽譜そのものは自分が使いやすいように自分で書き直せばよろしい。

私は自分用に縦書きの楽譜を作っています。

前にも書きましたが、右手左手が直感的にわかる優れものです。

今度はそれに口唱歌が覚えやすくわかりやすい工夫をしようと考えちょります。

歴史を覚えるのに、泣くよ(794年)坊さん平安遷都とか

鎌倉幕府いちいち国(1192)支配、とかやりませんでしたか?

そのノリで、太鼓の楽譜を作ってみようと。

ズボンはどこどこ ズボンがしんぴん とか・・・。


いろいろ考えるのは実に楽しいものであります。

特に音楽は自由な発想が大切に思います。

今までの日本の音楽教育は型にはめようとし過ぎだと思います。

(音楽にはじまった事ではありませんけどね)

音楽ほど個性を大切にしなくてはならないのに、なんで皆一緒にみたいな

没個性的に矯正しようとするのか、まったく理解に苦しみます。