HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

譜面表記の試行錯誤

和太鼓の譜面表記方法はこれと決まっているわけではありません。

しかしながら音楽教育の影響もあってかオタマジャクシ譜が一般化してきているように思います。

今受け持っている初心者向けの和太鼓講座でも生徒さんはオタマジャクシ譜になじんでいるようで口唱歌譜や縦書き譜にとまどっているようです。

 

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そういう背景もあってmusescoreというパソコンソフトで譜面を作っています。

和太鼓専用のソフトではないため打楽器のティンパニーを選択しての作成ですが、自動演奏もしてくれるのでパソコンソフト様様状態です。

一点問題があるのは和太鼓は基本的に音階がないのですが、一線譜の上を右手、下を左手として表記すると音を出した場合、正直に音の高低が再現されてしまいます。

ま、これも慣れれば音階で右左が判別できるのでよいのかも知れません。

 

 

和楽器の伝統的な譜面に縦書きの口唱歌譜があります。

線の右が右手、左が左手とわかりやすくなっています。

♩=トンもしくはコン、♪=トもしくはコ、という具合に一文字一音を充てています。

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オタマジャクシ譜と口唱歌譜の要素を合体させた表記法も考えてみました。

譜面を読み取る必要がなく直感的に打てるのではないかと思っています。

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いずれも基本は八分で刻むとしています。

八分で刻む事でテンポをキープする能力が醸成されるのではないか、という理由から。

いろいろ考えて実践できる環境にあるのはとってもありがたいと思います。

太鼓に恩返し、太鼓で恩返し、という心境です。