毎週金曜日は龍笛の稽古がある。
先日、一週間仕事の関係でタイに出張し、やむなく稽古はお休み。
出張先に笛も持っていかず、約二週間ぶりに稽古場へ。
全然吹けないだろうと覚悟していたが、意に反して随分楽に音が出せた。
不思議だ。
それまでは毎日のように笛に息を入れていたのに。
昨日の稽古では今まで気が付かなかった音楽性が非常に気になるようになった。
うまく吹こうというより、曲をどう音楽的に捉えるかに関心が向く。
ひょっとしたら音楽を奏でるというのはこれが大切なのかも知れない。
楽譜を追うよりも、楽譜を音楽的に体に入れてみる。
それから自分の息と手を使って音に出してみる。
果たして自分の音が出せるだろうか・・・・。
