連休明け、稽古がありました。
龍笛を習い始めて3年目に入りますが、いやあ難しい。
まあ、稽古不足は否めないのですが、音を表現するというのが一番難しいです。
音の入りを力みなく、ふわっと。
甲音(高い音)でもソフトに柔らかく。
師匠の指導には、力んではいけません、力を入れずに、
オカマ吹きを心がけるように言われました。
腹を作り、息を体に囲い込んで、すっと入る。
春には春の調、夏には夏の調、雅楽には四季の調があります。
曲想を大切にしながら、音を表現する、楽しみでもありながら苦しみでもあります。
龍笛は西洋音階を出すのは非常に難しい笛です。
元々千年前の日本の音を出す笛ですから無理もないです。
能管師の一噌(いっそう)幸弘氏は能管でクラシックを吹いちゃったりしますが、
とんでもない技ですね。
及ばずながら私もいつか花が咲くように
自分の音を探して一生修行する事にいたしましょう。