HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

紅麴騒動

小林製薬の紅麹サプリ、摂取したとされる5人が死亡、体調不良に陥った人も多数でているとか。

このサプリメントは機能性表示食品との事だが、消費者庁のサイトをのぞくと

 

機能性表示食品制度とは、国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度です。
特定保健用食品(トクホ)と異なり、国が審査を行いませんので、事業者は自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行う必要があります。

 

とあります。

要は事業者が自らの責任において届け出れば機能性表示OKという国の制度。

あたかも国が認可しているような錯覚を起こしますがとんでもない、逆に国のチェックを省き、企業の自己申告自己責任にする事で健康市場拡大化をスピーディにするためのものでしかありません。

この制度はモリカケ問題で騒がれたアベがトップダウンで決めたそうな。

何やら臭ってくる感じがしないでもありません。

 

テレビからは膝や腰の不安、血糖値やコレステロール、血圧高めの不安、記憶力や視力聴力減退、骨や筋力、髪や肌の衰え、便秘に下痢、歯や口腔内のお悩み・・・ありとあらゆる健康不安に関する機能性表示食品の宣伝が流れて来ます。

 

今回はまだその原因が特定されていませんが、消費者には落ち度はなく、健康になりたくて摂取した人たちは気の毒そのものです。

 

今回検出されたカビによって作られるプベルル酸という毒素も、抗マラリア作用があるとのこと、改めて薬と毒は紙一重にある事を再認識させられました。

 

機能性表示食品は国が安全性にお墨付きを与えているものではない事を肝に銘じておきましょう。