HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

小学校特別支援学級和太鼓授業に向けて

2学期より特別支援学級の和太鼓授業が始まる前、担任の先生方を集めて和太鼓授業の指導をさせていただきました。

先生方が太鼓の理解を深める事で授業も進めやすくなるのではと考え、実施に至りました。

10時~12時15分まで、途中水分補給の時間をとりながら、まずは太鼓の極意が詰まった太鼓体操の理論と実践編を。

太鼓体操は337拍子に乗って行うよう設定しています。

バチの握り、緊張と解放、脱力、大小、手首の柔軟、ムチの動き、声出し。

 

次に、下拍子を皆で打つ練習を行いました。

下拍子の役割、テンポキープと上拍子をのせる事、下拍子のフレーズのテンテケとテンテケテッケをメインに行いました。

まだ打ち方に慣れていない先生もいるので、ゆっくり目でやります。

打てない速さでいくらやっても練習にならないこと、ゆっくりでできれば自信につながる事、慣れたらだんだんテンポアップ。

それと太鼓はとにかく練習して慣れる事で手が回るようになるので、太鼓が無くても膝打ち等でいつでもどこでも練習ができる事を伝えました。

 

下拍子を一通り行った後で、いよいよ本曲の「応援太鼓」を通しで打ってみます。

1年生から6年生まで交代しながら連続で打てるようになっています。

参加された先生は皆さん打てるので通しで何回かやり、ソロフレーズ作りのヒントを元にソロフレーズ作りにもチャレンジしてもらいました。

5年6年の子どもたちにはソロを打つシーンがありますが、ソロは何やっても自由な時間である事を強調しました。

太鼓は演奏するもの、演じることと奏でることで自己表現できるもの、曲を覚えてその通りに打つだけではないものであって欲しいと思います。

その後質疑応答コーナーとしました。

 

先生から出た質問、こちらからの質問等、貴重な意見交換ができました。

音に過敏な子、集中力が持って10分ほどの子、力任せにしか打たない子、集団が苦手な子、人前が苦手な子、話すのが苦手な子、等々現場での対応を考える必要がある事を再確認しました。

太鼓に関してはバチの持ち方、構え方(棒立ちの子が多い)、膝の屈伸を使って体ごとリズムをとる、力ではなく腕の重さで太鼓を打つ、バチは平行に構える、振る。

 

4年生にソロはできないか?と尋ねたところ半分は無理そうとの事でした。

それなら掛け合いをさせてみようという事になり、2学期から取り入れる事になりました。実は元々「応援太鼓」は掛け合いの曲となっていたのですが、いざやってみると難しかったので全員一緒に打つ仕様に変えた経緯があります。

掛け合いができればそれに越したことはありません。

 

そんなこんなで時間になったので事務的な連絡の後解散しました。