自衛隊射撃訓練で痛ましい事件が発生しました。
事故とは言えないので殺人事件かと。
指導官を狙って撃ったと供述しているそう。
殊更厳しい指導に若者の精神が耐えられなかったのかも知れません。
自衛隊は災害救助など人命救助も行いますが、国が言う有事には躊躇なく敵兵を殺すという命令が下されます。
平和主義者では務まらない過酷な任務。
戦争は国家が正式に認める殺し合い、その戦場では個人の感情は邪魔になります。プーチンの言う愛国者でいなければ敵兵を殺すという行為は耐えられないでしょう。軍隊では上官の命令には絶対服従、いわゆるシゴキによって人間性をあえて喪失させるのが軍事訓練の目的の一つかもです。
防衛大学に進学した友人がいましたが、学校での訓練や行軍は生半可ではないと語っておりました。
今回の事件は初めてではなく、過去にも射撃訓練中死者が出る発砲事件があったそうですが心神喪失という事で処理されたとか。
訓練で極限まで追い込んでロボット化しておかないと戦場では役に立たない兵になってしまうおそれがあるのでしょう。
指導教官を射殺してもその構造に何ら変わりはありません。