HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

無音の音?

八丈太鼓の練習をしている時、初心者によく見られる傾向として音を出し続けてしまうというものがあります。

太鼓は叩かなきゃならない、という強迫観念(?)からか、とにかく休みなく打ちまくってしまいます。

 

ちょっと立ち止まって音が無い時間を挟んでみる、という事をしてみるとそこに音の広がりが生まれてきます。

 

音が無くてもそこにはリズムが立派に存在しています。

 

風は目に見えませんがそこにあるのと同じ、聴こえない音が確かにそこにあります。

 

この無音のリズムを感じる事がとっても大事なんです。

音が聴こえていなくても体の中にリズムが流れている。

 

練習曲「黎明」の出だしのフレーズ、ドンうんうんうん、のうんがこの無音の音。

 

音をどこまでも小さくしていくと無音になりますが、無音という空間と時間はなくなりません。

 

無音の音を自分のフレーズに取り込む事も音の幅を広げます。

親の仇のように打ち続けるばかりが太鼓ではありません。

時にはあえてゆったり休んでみるのも一興かと。

 

時にテンポをはずしてしまう時もありますが、そういう時は一旦打つのを辞めてしまいます。

下拍子の音に合わせてリスタート、それを悟られないように無音の時にポーズをとって取り繕うのも演奏技術の一つかと思います。

無音の時間を工夫する、のも八丈太鼓ならではの愉しみ方かと。