HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

死後の世界

死後の世界があると考えたい気持ちもわかりますが、死後の世界はないと思います。

死は生命を維持するのに必要な機能が失われ、そこで個人の生命活動のすべてが終了する状態をいいます。

死をもって精神は即消滅、肉体も自然の摂理に従い消滅する運命にあります。

人間はその消滅の恐怖から逃れたいがため死後の世界を創造したのではないか・・・。

この世がダメならあの世があるさ、と。

古代エジプトでは魂の拠り所としての肉体をミイラとして残しましたが、その願いも虚しくファラオは誰一人この世に帰還はできませんでした。

 

生きているうちに善行を積むと死後の世界で優遇されるというのもよく考えるとおかしな話で、あの世があろうがなかろうがせいぜいこの世で善行を積めばよろしいのではないかと。

 

オヤジが若い頃、大病を患い生死の境をさまよった時、蓮の花が咲き乱れる神々しい世界を垣間見たと語っていた事がありました。

その様子は仏教世界の極楽浄土と思われますが、おそらく本人の潜在意識の中の世界が脳内で再現されたのだと思います。