岸田内閣の新しい資本主義、
企業が賃金を上げ、世の中はそのおこぼれで景気は上向く、というもの。
その論理はアベノミクスとなんら変わらず、お題目に過ぎない。
どうすれば賃金が上がるのか、その夢を語って欲しい。
賃金は労働の対価、労働は社会に価値を提供する事ではなかろうか。
今の世の中、賃金を多く稼ごうとするならば労働の質を上げるより量を増やすしかない。
残業で稼ぐ、本業以外にアルバイトをする、アルバイトを掛け持ちする、等々。
額に汗して働くばかりが労働ではないけれど、国には労働の質を上げる具体的方針を打ち出して欲しい。
希望が持てれば人は頑張ろうとするもの。
新型コロナで痛めつけられている今、抽象的な新しい資本主義という言葉ではなく具体的な新しい未来の形が示される事が重要かと。