感染症 収束するには 2~3年
世界が新型コロナに痛めつけられて1年以上経ちますが、新型コロナ禍のような世界的感染症に襲われたのは今回が初めてではありません。「最近」では約100年前のスペイン風邪、日本でも数十万人の死者が出たとされており、特効薬なんぞない時代、収束に2年ほど要しています。
もっと遡ると江戸末期のコレラ。数十万人単位の死者を出し、やはり収束には3年ほどかかったようです。
他には麻疹(はしか)、梅毒、結核など、様々な感染症に襲われていたのが資料からわかります。
奈良時代には天然痘が猛威をふるい、100~150万人、実に全人口の1/3が死亡するという惨事を体験しております。
時の聖武天皇は仏の力を以って疫病平癒を願い、東大寺の大仏や全国に国分寺の建立を行いました。
当時から変わらず励行されたのが手洗い、うがい、隔離、人流の抑制。
これは今も変わりがありません。
令和の時代、歴史の教訓からのパンデミックに対する備えが無きに等しかったと言えるかも知れませんです。これは地震や津波にも言えることで、日本は過去にとてつもない天変地異を何度も経験、記録も残されていましたが、そこから真剣に対処方法を学ぼうという姿勢は忘れられていたように思われます。
東京の下町、かつて経験した事の無い大雨でほぼ全域の水没が予想され、避難者は数百万人にのぼると見積もられています。
ちょっと前だったら何を大袈裟な、と相手にされなかったように思いますが昨今の被害状況の深刻さが危機感に現実味を帯びさせています。
疫病も然り、過去に学んで未来に活かす、温故知新はとても重要かと。
たかだか100年前に起こった感染症のとんでもない大流行をけろっと忘れていた人類、今回のパンデミックに対する備えはほぼゼロだったように思います。
厄災は 忘れたころに やって来る
これを忘れると命を落とす事になるやもです。
痛い目に 会っても忘れる 代替わり
世代を超えて言い継がれる受け継がれる必要があるかと。
最近は
備えあっても 憂いアリ
油断大敵と心得よ
です。
油断したらアカンぞにゃ。