先日、新型コロナ禍の真っ只中、所用があり久々に街に足を運びました。
場所は学芸大学。
学芸大学本体はとっくに郊外に移転し、駅名や商店街にその名残をとどめるだけに。
もともと学芸大学という地名はなく、鷹番がこの近辺の正式地名です。
学芸大学駅前で見つけた商業施設、思わず吸い寄せられました。
その名は第一ストアー。
後で調べると1953年に創業とありました。
地下へと誘う(?)昭和を彷彿とさせるレトロな階段。
誘われても足を踏み出すのにちょっと勇気がいるかも。
階段横には地下ご案内の看板が。
誘われて降りてはみたものの、ほぼ「閉店休業」状態。
通路の一番奥まで進むと元店の「遺構」が現れます。
この奥は製麺所の倉庫になっておりました。
今は通れませんが窓の向こうの階段を上るともう一方の裏の入り口に出るようです。
表に回っての建物の全容がこれ。左側のDAIICHI STOREの白いテントが入り口です。
地価も相当なものだろうになんとも時間に取り残されたような都会の一角。
ちょうど10年前の取材記事を発見。
東急東横線「学芸大学」 (2) 第一ストアー - 東京DEEP案内 (tokyodeep.info)
DEEPな東京は10年経ってもまだ健在でした。
そのうち味気ない新しいビルに建て替えられてしまうんでしょうか・・・。
こうしてアーカイブとしてネット上にその記憶だけが遺されるようです。