所用で学芸大学に行ったおり、「回転しない寿司」という看板をめっけました。
所用を済ませ、ちょうど昼にかかる時間帯、新型コロナ禍で外出は控え気味、
外食も久々なのでものは試しと入ってみる事にしました。
2Fにあるお店はピッカピカ、店内に入ると回転寿司屋っぽいレイアウトですが、コンベアが見当たりません。今まであった回転寿司のコンベアをはずして営業しているのか?!と思わせる雰囲気。
案内されてカウンター席に着くと目の前にタッチパネルが。
この方式は回転寿司屋ですでに導入されているのでとまどうことなくオーダーできます。
しか~しタッチするたびにあちこちからキョンキョンというタッチ音が聞こえて来るのがちょっとわずらわしいか。
一回でオーダーできるのは4品まで、キョンキョン。
オーダーしてしばらくすると商品到着のアナウンスがあり目の前のレーンに寿司皿がシュワッと到着。(なんだレーンは健在じゃないか・・・)
皿を取り置いてタッチパネルの済のマークをポチッ。
シャリはあたたかく、握ったばかり感がよろしい、ネタもなかなか、これで一皿120円。
ガリの姿がないので係のお姉さんに聞くと、新型コロナ対応でいちいちタッチパネルで頼む事がわかりました。価格は0円と表示されます(そりゃそうでしょ)。
先ほど街をうろついた時、お昼はラーメンにしようか迷ったので、こちらのメニューにあるラーメン(390円)もオーダー。寿司屋のラーメンもなかなかのものでした。
帰り際、レジのお嬢さんにいつできたの?と聞くと9月6日と。え、つい最近じゃないのさ!?
精算は対面方式とその横に無人キャッシャーが。スーパーやコンビニもこのタイプが増えましたが馴れない高齢者は機械の前で立ちすくんじゃうかも。
帰ってから検索してみるに即ヒット、元気寿司の新業態という事が判明。
確かに最近の回転寿司は回っている干からびたネタをとるよりはタッチパネルでいちいちオーダーする方が主流になりつつあります。
その方が食材に無駄がなくなり時代にあっているやも。
その昔、寿司は決死の覚悟でカウンターに座り、おずおずと寿司職人に頼んだ時価のネタを食すのが当たり前でした。回転寿司の出現で懐は少し気にしつつあこがれの寿司を気兼ねなくつまめる時代が到来、あの頃は目の前を次々と流れて行く寿司をお好みで手に取るという興奮と味を楽しむ事ができました。
寿司を身近な食べ物にした回転寿司は今や世界に進出しております。
デザートも充実、回転寿司は日本の新しい食のカタチとなったようです。
以前は回転寿司はどことなくこちらがブロイラーになったような気もして、寿司というよりはエサという感覚も無きにしもあらずでしたが、この形式は握り寿司本来の好きなものをオーダーして食べるという消費欲を満足させてくれるものと思います。
この形態はなにも一階にある必要はなく、看板さえきちんとアピールできれば家賃の安い4階でも5階でも成り立つように思います。
家賃が安くなった分儲けようというのではなく、お客さんや従業員に還元するような企業だったら人気出ますね~。