本戯作作成後に突然辞任の意を表明した安倍総理、有醜の美を飾っていただきやしょう。ついぞ丁寧な説明責任を果たさずにうやむやにしてお辞めになるのはさぞ心残りでしょう。いや、うまく逃げおおせたと腸をさすっているかも知れません。
バーチャル現代歌舞伎 第五場 いよいよ悪党の首領登場。
さてどんじりに控えしは歴代一位の永田町 長いものには巻かれろと 数を頼りのゴリ押し政治 忖度政治の権現様よ モリカケ蕎麦を食い散らし その勘定書きが腑に落ちぬ お上の成文書き換えさせて 知らぬ存ぜぬ通したり 人が死んでもどこ吹く風の シラ切る仮名手本不忠臣蔵 お蔵入りを決め込む内蔵助 拉致は明かずの18年 家族の無念は底知れず ヤクザの個人情報守りたる 招待名簿は黒塗りの 桜吹雪や何のその 口先ばかりのアイムソーリーは俺のこった～。
元の黙阿弥戯作三昧 白切五人疑員より
本シリーズ作成中に突然の辞任表明、盗人の棟梁は最後に登壇として書き進めておったのでちょい面喰らいました。体調が悪い病人としての勇退は人々の同情を誘うに十分ですが、どっこい澱んだ政治の現況を作り出した張本人、国民に約束した説明責任はしっかりと確実に果たしていただきたい。
