マスコミは嫌いじゃ~。
今回の自衛隊による大規模ワクチン接種の予約システムに問題のある事をマスコミが公表、架空の予約番号でも予約がとれてしまう欠陥を実証し指摘した。
これに対し、防衛大臣やAB元首相は逆切れ、報道2社に厳重注意とか。
大体政治家はマスコミ嫌い、それはある事ある事を嗅ぎつけられ「おもしろおかしく」報道されるからだろう。
国民にはある事ない事を知る権利があり、政府にはある事ある事を知らせる義務がある。長期政権による隠蔽体質、事なかれ前例主義、嘘とごまかしがまかり通る今、本当のことを知る、知らせるのは罪になるワケがない。
先の大戦中、国は嘘の報道で国民を欺き戦争の泥沼に引きずり込んだ。
湾岸戦争でもアメリカは巧みに情報操作を行い、戦争へと世論を誘導した。
大量破壊兵器があるとでっちあげ、日本もまんまとその嘘にのり戦争支援をしたり。
今でもミャンマーでは国民を殺しまくる軍を自国の報道は正当化し続けている。
メディアは偏らずに真実を報道する義務があり、為政者は自分に都合が悪い事を書き立てるメディアを目の敵にするのが世の常。
しかし、メディアには憲法と同じく国家権力を監視する大役がある。
まともな政治を行っていれば何を書かれようが泰然としていればよい。
AB元総理もメディアにかみつく前にモリカケ問題や桜を見る会についても知らぬ存ぜぬと嘘をついて逃げ回らずに、メディアを通して国民に正々堂々と申し開きをなされたらいかがなものか。
イスラエルとパレスチナで武力衝突が起き、双方に市民の死者が出ている中、防衛副大臣が「私達の心はイスラエルと共にあります」と表明。我々はメディアの報道によってこれらを知り、防衛副大臣の偏った思考経路をチェックする事ができる。
文春によって政治家の悪事があぶり出されている事は評価できよう。