おにぎり、日本食の定番です。
先日作ったちりめん山椒、どうしてもおにぎりで食べたくて冷蔵庫にあった冷やごはんで握りました。
冷やごはんは電子レンジであたためて、ちりめん山椒を加えよく混ぜます。
熱いので水道の水で手を冷やしながら握ります。こうするとご飯粒も手に付きにくい。
濡れ手で粟、といいますが濡れ手にご飯、なぜくっ付きにくいのかは解明してみたいです。
さて、おにぎり、海苔を巻きますがこの海苔、しっとり派とパリッと派とあるようで。
巻き立ては当然パリッとした食感が味わえますが、おにぎりは元々携帯食の要素が強く、遠足や運動会、花見や野良仕事には朝早く作ったものを持参します。海苔もその時に巻くので食べる頃にはしっとりとしています。
巻き立てのパリッと感は恐らくコンビニのおにぎりによって世に広まったのではないでしょうか。
コンビニが出現するまでは、おにぎりは買うものでは無く各家庭で作るものだったと思われます。コンビニおにぎりの新たな包装の開発により、それまで一体だったおにぎりと海苔を分離し、巻き立ての食感を楽しめるものが出現しました。
個人的にはしっとりおにぎりの方が好みなのでコンビニおにぎりも海苔を巻いてしばらく放置してしっとりになってから食べます。
旅館の朝食の定番の海苔、あれも袋から出してご飯に乗せ、しばらく馴染ませてからご飯を包むようにして口に運びます。
それにしてもご飯を海苔で巻く、というのは偉大な発明と思います。
携帯食であるおにぎりは箸要らず、片手でつまんで食べられるとても機動力のある食べ物です。食べ終わってから箸の処遇に困る事もありません。
また、手を汚さずパクパクいけます。遠足の時、卵焼きを手でつまんで食べた後、指をなめちゃったりしますが、海苔を巻いたおにぎりはご飯粒が指にくっつく心配もありません。要は食べられる包装紙で包んでいるようなものです。
その包装紙、栄養価も高く、ビタミン・ミネラル・食物繊維などを豊富に含むスーパーフードともいわれるそうな。
完全食品と言われるご飯との相性もバッチリですね。
コンビニの商品開発力のおかげで今はおにぎりの具材はとても種類が豊富ですが、昔からおにぎりの具は梅干しが一般的でした。
この梅干し、強い殺菌効果があり携帯食としてのおにぎりには理想的な具材です。
梅干しの酸っぱさは疲労回復効果、しょっぱさは塩分補給にもってこいです。
炭水化物はエネルギー源としての速攻効果があり、屋外での運動や労働のエネルギー補給におにぎりはうってつけの食べ物です。
手のぬくもりを感じられるおにぎり、世界に誇れる日本食と思いますです。