欲しいのは 労働力で 人じゃない
外国人労働者受け入れの法案が国会で「いい加減に」審議されています。
法務省のデータは例によって「改ざん」されていると言われてもおかしくない内容。
当の法務省は入力ミスとこれまた面の皮の厚さを見せつける始末、
実際、研修生の名目で来日している外国人が、
その過酷な職場ゆえ逃げ出している実態を国はきちんと把握すべき。
高齢少子化を迎えた日本は、労働力を海外から受け入れないと成り立たない、と言われますが
この現状は半世紀以上前から小学校の授業で習った記憶があります。
教科書には人口構成を表したグラフが載っていて、
ピラミッド型が将来壺型に移行するであろう不安があると教わりました。
当時の小学生が不安に思った事を、大臣とか先生とか言われる日本のお偉いさん達は
国策としてどう対応するかの検討がなされてこなかったのが不思議です。
現法案でも、外国人を労働者ではなく、労働力としてみなしている節があります。
現状は、留学生と称してその実、働きに来ている外国人も多数いるわけで、
街の食堂やコンビニに入ると「イラッシャーマセー」「アリアトサンシター」というのが
日本の極々普通の日常風景になりました。
日本は島国で、国境線を意識する事なく平穏に過ごしています。
さて、半世紀後の日本の姿はどうなっているのか、
半世紀前にそのビジョンが示されなかったように
国の無策が繰り返されるのでしょうか・・・。