HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:課題

神社本番に向け、配置配役を決めての練習に入っています。

「神楽」ではしょっきり(導入部)に各楽器のソロのパートがあり、

ドカン→大太鼓竹バチ→大太鼓→相撲(長々胴)→ドカン、と

それぞれのパートが微妙に絡みながら進行して行きます。

ドカンと相撲は一人の人がで兼用していますが、

タッカタッカのフレーズがややもするとタカッタカッになってしまいます。

本人も何かおかしいとわかっているのですが、

どうもその打ち方の手癖が付いているようでなかなか改善しません。

これは口で言っても治るものでもないので、まずは感覚をつかむために

左手から打ち始めてカタッカタッとなるように打ってもらい、

長く続けているといつかはタッカタッカになるという方法を試してもらいました。

口でもタッカタッカと言いながら執拗に繰り返すようにするとかなり打てるようになりましたが、

長く続けているとそのうちタカッタカッに戻ったりします。

できるまで時間をかけて自分の体に入れるしかないことを伝え、

本人も一生懸命対応しようとしているので大丈夫でしょう。

具体的にその人の課題を明確にすること、またその課題の克服方法を提示すること、

これはとても大事な事と思います。

もう一箇所、ドカンの打ち始め、チキチンッ!という音の切れ味がなく、

カカカンみたいな音になっているのでその改善も課題としました。

この場合も初打のチを強く打ち、続くキチンは跳ね返りを利用して押さえ込むようにするという

打ち方を伝え、少しよくなりましたが、まだ練習は必要でしょう。

ドカンは太鼓と違い、跳ね返りが殆どないため独特な力加減が要求されます。

私の場合、細い樫バチを使いそのバチのしなりを利用しています。


課題出しは自分にも向けられます。

私の場合は「感謝」という曲のドカンの使い方の完成です。

ドカンはテンポキープの要となりますが、以前はシンプルに音を刻んでいました。

ドカンは低中高と三種類の音を打ち分ける事が出来るので、これを活かさない手はないと

曲に合わせたメロディを自分なりに研究していますが、定番の打ち方を完成させないとです。