HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

この世:図星

図星ってどういう意味なんだろ?

星図は星空の図、では図星は???

世の中便利なもので、ちょちょいと検索すれば情報は手に入ってしまいます。

図星というのは弓道の的の黒い丸をいうのだそうです。

図星=狙ったところ、急所

そこから図星というのは、物事をぴったり言い当てる意味に使われるそうです。

私は中学生の頃、なぜか友人に誘われて小笠原流弓術の初級の手ほどきを受けました。

足踏み、胴づくり、弓構え、打ち起こし、引き分け、保(会)、離れ、残心

等々作法に則って矢を射ます。

これらはあくまでも弓道、道で、矢を的に当てる競技ではありませんでした。

当たる、当たらないはまさに自分との闘いで、

そこに他人が介入する余地はありません。

強いて言えば、一の矢を放った後にその軌道を反芻し、

左右や上下、風などを考慮し、二の矢を修正します。

矢は放物線を描いて飛んで行くので、その狙いは勘でしか決められません。

弓の強さで軌道は変わるし、まあ、狙っても図星に当たる事はありません。

それでも、矢の軌道がイメージできる時は当たることも多いようで。

的は紙でできており、当たるとパンッという心地よい音が響きます。

的をはずすと砂の壁にザシッと行くので達成感が味わえません。

的に当てるのが弓道の求めるところではありませんが

やはり的に当てたい、という気持ちを抱くのは図星かも・・・。